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二十一世紀の『そして誰もいなくなった』!?

こんにちは(´▽`*)
いつもほぐしの匠をご利用頂き誠にありがとうございます♪♪

今回も最近読んだ本を紹介したいと思います。

市川憂人「ジェリーフィッシュは凍らない」



この作品はアガサクリスティの「そして誰もいなくなった」や綾辻行人の『十角館の殺人』などに代表されるような「誰もいなくなった」系ミステリーです。
クローズドサークルの状態で登場人物が一人、また一人と殺されて行き最後の一人も殺されて全員死亡。犯人は誰だったんだというスタイルのミステリーです。
本作はまさに二十一世紀の「そして誰もいなくなった」だと言えるでしょう。

あらすじはこちら
『小型飛空船「ジェリーフィッシュ」の新型機試験航行中に開発メンバーの一人が変死する。
航行試験の途中で試験機は雪山に不時着したが、残りのメンバーたちも次々と犠牲になっていく。
刑事のマリアとその部下である漣は、搭乗者全員が変死したこのジェリーフィッシュの事件について捜査を開始する。』

舞台設定は80年代のアメリカのような国が舞台(作中ではU国)となっていて、パソコンも一般には普及しておらず、当然スマホも一切登場しません。
そんな中でジェリーフィッシュという小型飛行船技術が確立されて一般に普及しつつある世界。ファイナルファンタジーの飛空船が空の上を飛びまくっている世界って感じですね(笑)

話は不時着したジェリーフィッシュ内での話(過去の時間軸)・事件を捜査していく刑事マリアと蓮(現在の時間軸)・インタールードとして両時間軸とも異なる視点の物語が描かれます。
インタールードでは事件の真犯人らしき人物が自分の正体を明かさないまま、事件の発端となった出来事を述懐しているかのような物語が展開します。
ジェリーフィッシュでいったい何が起こったのか、マリアと蓮は犯人を捕まえることが出来るのか?
意外な真実に驚く事間違いなしの作品でしたので是非読んでもらいたいと思います(*´▽`*)

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